「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品の事です。食品を捨ててしまうことは、「もったいない」ということにとどまらず、実は世界的な貧困や地球温暖化など様々な問題と密接に関連しています。
日本の食品ロスは年間472万トンで、約半分は家庭からでています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2022年で年間480万トン)とほぼ同等に相当します。
事業活動を伴って発生する食品ロス・・「事業系食品ロス」
各家庭から発生する食品ロス・・・・・「家庭系食品ロス」
食品ロス472万トンのうち、236万トンは一般家庭からのものです。
・作りすぎなどによる食べ残し
・冷蔵庫等に入れられたまま期限切れとなった食品
・皮の厚むきなど、調理時の過剰除去 など
日本の人口1人当たり、毎日、おにぎり1個分(約110g)の食べ物を捨てている計算になります。(年間約38kg)
食品ロスを減らすためには、一人一人が「もったいない」の心をもって、食べ物を最後まで美味しくいただくことが大切です。
「食品ロス」は削減は、地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)を減らすことに繋がります。食品は多くの水分を含んでおり、焼却時に多くのエネルギーを使用し、二酸化炭素が発生します。
また、重量のある生ごみを減らすことでごみの運搬に使う燃料も減ります。
家庭からの食品ロスは、一般廃棄物の一部として処理され、焼却処分するための費用は税金で賄われています。食品ロスを含む一般廃棄物の処理費用に年間約2.2兆円が使われています。
環境省が推進している「3010運動」を、法人会交流会をはじめとする各種宴会で周知していただくために卓上三角柱POPを作成いたしました。
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※3010運動とは
宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンで、
【乾杯後30分間】は席を立たずに料理を楽しみましょう
【お開き10分前】になったら、自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう
と呼びかけて、食品ロスを削減するものです。